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映画「シンデレラ」実写版とオリジナルアニメ版の違い【ネタバレ】

前回、映画実写版「シンデレラ」に言及したが(映画「シンデレラ」を観ました。(完璧ファンタジー・絶賛100点満点) - つまらない日記)、映画の世間の評価が気になり、Yahoo映画のレビューを観てみた。すると概ね高評価であるが、一部に1点/5点満点のレビューがみられた。他人の評価などは、どうでもよいはずだが、なぜこんなに低評価が気になりその内容を見ていると、原作のアニメとの相違を指摘するレビューが目立った。そこでオリジナルのディズニーアニメ「シンデレラ」を観てみようと思い、取り敢えず英語バージョンを観てみた。

ディズニーアニメ「シンデレラ」は1950年の作品。アニメ映画の「シンデレラ」は初めて観ると思うが、改めて見てみると、シンデレラの屋敷に居るネズミがシンデレラと交流したりシンデレラを助けるシーンが多い。ネズミが、ネコに追いかけられたり、そこにイヌが出てきてといったトムとジェリーを想起させるシーンもある。

オリジナルアニメ映画「シンデレラ」と実写版映画「シンデレラ」の主な違いは、次の点である。
・アニメ版では、実写版である元々の母親や父親との幸福な生活のシーンは全くなく、継母が来るところから始まる。
・アニメ版では、実写版のように王子様と森の中で出会うシーンはなく、2人はお城の舞踏会で初めて出会う。
・アニメ版では、実写版で登場する王子の側近の黒人の男性はいない。
・アニメ版では、妖精が「ビビデバビデブー」を歌いながら、カボチャの馬車などの魔法をかけるが、実写版では映画内では妖精は歌は歌わない。
・アニメ版では、最後にお城に残されたガラスの靴を割ってしまったところで、シンデレラがもう片方のガラスの靴を出してめでたしとなるが、実写版では片方のガラスの靴は先に継母に割られてしまう。

その他にも細かな異なる点はいくつかある。アニメ版「シンデレラ」は制作された時代からも、アニメーションの魅力を伝えるような映像が多い気がする。シンデレラはアニメキャラクターであり、実写版のような人間味を感じさせる描写は少なく、淡々とした感じがある。実写版の実の母親との幸せな日々の描写によりシンデレラにより人間らしさを与えている。私見では、それでも実写版の内容は、シンデレラのストーリーの魅力を損なうものではないと思う。ただ低評価とする人の気持ちも分かる気がする。映画のポイントとなる「ビビデバビデブー」の歌は、映画の中で歌って欲しかった気がする。Yahoo!映画のレビューで「妖精役はメリル・ストリープで、歌いながら魔法かける」という記述があったが同感である。

この実写版「シンデレラ」は、女の子向け映画と思われているが、完成度が高く意外とビジネスマン向けだと思う。完璧主義者の40~50代の管理職にはお勧めである。仕事帰りに職場の女の子を誘って観るのも一興かもしれない。