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ベストチョイスシンドローム

あらゆることに対して最適化を目指す最良選択症候群

小学生に勉強の習慣を身に付けさせる学校の指導法

子供の時の話だが、私は4回の小学校転校歴がある。小1のクラスが7クラス有り人数が多かったため、小2になるときに小学校が新設されたので移った。小4の時、父の転勤で転校した。その学校に半年ほど通っていた時に、当時住んでいた借家の大家さんの都合で、急に家を明け渡さなければならなくなった。校区内の借家を探したが適当な物件が無く、やむを得ず隣の学校の校区内の借家に引っ越すことになり、小5になったばかりの時に転校した。小6の卒業間近に父の転勤で転校することになった。合計5つの小学校に通ったことになる。それが人格形成に影響したかどうかは分からないが、良くも悪くも小学校を比較する目は養われたと思う。

小4で今で言う政令市の小学校から中核市の小学校に転校したのだが、市内でも外れの地域だったせいか、どことなく古風な、言い換えれば田舎臭さのある小学校だった。(現在では立派な住宅地になっている。)例えば、平時でも何故か毎日集団登校をする。住んでいるエリア毎に集合場所が決まっていて六年生が仕切って登校する。他にも掃除の時にクラスでちょっと可愛い女の子の机を移動しようとすると冷やかされたりする。バカバカしいので私が構わず移動したら、それからあまり言われなくなった。

転校して間もなく担任の先生に週一回クラブ活動があるのだが、何クラブが良いかクラスの友人に聞いて決めておくように言われた。私は卓球クラブとか球技のクラブ、せいぜい読書クラブ中りが良いなと思った。それで一緒に下校している友人に何クラブが有るかを聞いて、大変驚いた。友人「国語クラブと算数クラブ。社会クラブ、理科クラブ、図工クラブがあって、図工クラブが人気があるけど、なかなか入れなくてお金もかかるみたい。」そりゃ~図工クラブが人気があるだろう。友人は、4教科のクラブが当たり前と思っているようだったが、知らないとはこういうことこと思った。結局、友人と同じ算数クラブに入った。

さて、算数クラブで今でも忘れられないことがある。算数クラブは、先生が普段の授業より難しいことを教えるのだが、初めての時か、何回目の時か、打率の計算教えられた。打数とヒット数から何割分厘を計算するのだが、今となっては小4としては難しいのかどうか判断がつかないが、当時の私には難しかった。勉強については多少できると思っていたが、この打率の計算については他の生徒が先生と話をしながら楽しそうに問題を解くのに、私は全く解法が理解できずに、先生に提出する問題を友人の解答を写して何とか帰ることができた。少々屈辱感を味わったのである。

また、転校して間もなく担任の先生から「○○君。家庭学習の宿題を提出していないよね。今日は放課後居残りしてください。」と言われた。ええ、そんなこと聞いていないよと思った。先生は友達から家庭学習のことは聞いていると思っているらしい。確かに毎日か、週何回か忘れたが、朝生徒達が先生にノートを提出するのを見て、あれは何なのだろうと思っていた。それは先生が各授業の中では特に宿題を出さないが、生徒達が自主的に教科書の問題を問いたり、ノートに写したりしたノートを提出しているのであった。それを知らずにその日は放課後教室に残されて他の3名くらいと自習をした。それまで宿題を忘れたりすることは無かったので、これも少々屈辱感を味わったものである。

それ以来、家で机に向かって勉強するようになった。転校生なので、余計に忘れてはいけないと意識したかもしれない。それにしても宿題も出ないのに、殆どの生徒が何らかの自習をやって当たり前に先生にノートを提出しているって、随分変わった学校だと思ったが、現在思うとスゴイ学校だと思う。この時の勉強する習慣がその後中学、高校と続いて受験に役立った。

この小学校は先に述べたように、借家の関係で半年しか在籍せずに転校してしまった。しかし、この半年の経験はその後に(学力の面で)大きく影響したと思う。そう思うと、転校というのは嫌なものだが、人生には役立っているのかもしれないと思う。