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ベストチョイスシンドローム

あらゆることに対して最適化を目指す最良選択症候群

ジェイソン・ボーン・シリーズ3部作を観ました。

マット・デイモンの「ボーン・アイデンティティ」を観たことを記したが(マット・デイモン主演の映画「ボーン・アイデンティティー」を観ました。 - つまらない日記)、引き続き「ボーン・スプレマシー」、「ボーン・アルティメイタム」も観た。このシリーズ、ストーリーは同じような展開なのだが、スピード感があり飽きずに最後まで観ることができる。

超鉄人のジェイソン・ボーンマット・デイモン)が、失った記憶を求めて、CIAのもみ消し工作の敵に狙われ殺されそうになりながらも、訓練された用意周到な対応と明晰な頭脳と強い身体能力で不死身のごとく敵を倒し、記憶を取り戻しつつ陰謀の核心に近づいていく。

それにしても映画でフィクションではあるが、CIAって、そんなに各国の電話盗聴や監視カメラ映像を収集できるのかとか、ジェイソン・ボーン強過ぎとか思いながらも、早い展開で最後まで観てしまう。ジェイソン・ボーンがカッコいいというのが、この映画の魅力だが、舞台がヨーロッパやロシアとなっていて、どことなく異国情緒漂う中で、「巴里のアメリカ人」よろしく、CIAの刺客や現地警察に追われながら、電車やクルマを乗り継いでチューリッヒ、パリ、ナポリ、ベルリン、モスクワ、マドリード、タンジールなどの観光地で展開していくところが、日本の2時間ドラマの旅要素があり魅力となっているかもしれない。

この映画で出てくるCIAの情報収集は凄い。電話盗聴、監視カメラや、衛星映像、出入国履歴、地図情報、新聞記事、人物データベースなどを、ボスの命令で本部の画面からたちどころに検索する。1作目が2002年、2作目が2004年、3作目が2007年の制作で、まだスマートフォンではなくフィーチャーフォンが使用されているが、2002年頃では一般的には困難な高度な検索機能であるが、今観ると極めてグーグル的な情報収集であり、ネット電話の普及やGPS情報付きの画像の増加で有り得るような機能と思える。

印象的だったのだが、世界中の全ての電話の会話情報というビッグデータからCIAの秘密裏の計画のコード名である「ブラックブライアー」という言葉を検出し、人物を特定するというシーン。映画の中の話とは言え、これは有り得ないと言いたいが、固定電話の時代には困難であったかもしれないが(携帯電話ならやや可能かもしれないが)ラインやスカイプなどのネット電話が普及している昨今では、十分可能なのかもしれない。

シリーズ作となる「ボーン・レガシー」も観ようかと思ったが、調べるとマット・デイモン主演ではなく、映画の評価も今一つのようで、これは別物と思った方が良さそうだ。最近、社内、ユーザー、取引先の組織的な陰謀とその刺客に追い詰められる中、何とか激務をこなし生き延びている私としては、スマートにタフにミッションを達成する「ジェイソン・ボーン」を観ると、仕事の励みになるような気がする。