ベストチョイスシンドローム

あらゆることに対して最適化を目指す最良選択症候群

我が家の家訓「自律・知験・無難」

昔バラエティ番組で極楽とんぼの加藤が「加藤家家訓」というコントをやっていた。バカバカしくてなかなか面白かったが、その加藤も今では、BS日テレ「コージ魂!」で、有名人インタビュアーとして知的な芸人のイメージが強くなった感がある。

我が家には代々伝わる家訓などというモノは当然無いが、以前から基本方針のような言葉は私の中では考えている。一つが良いのかもしれないが、三つほどあげてみる。

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(我が家の家訓)

・自律
「自律」であって自立ではない。自立というと、組織に隷属しないで他に依存せずに稼ぐみたいなイメージがあるが、組織の中でも求められるものに対応して自ら行動するというイメージが自律である。自律神経というと心臓のように脳で考えなくても動いている神経のことだが、人から言われなくても常に自分で判断して行動を継続せよという意図である。また、自分を律する、つまり自制心を持てということである。自制心というと現代では最も嫌われる言葉かもしれないが、やはり人間安きに流れると成長もない。向上心をもって自分を律して考え行動する気持ちは必要だと思っている。

・知験
これは造語である。治験ではクスリの実験になってしまう。知見も近いのだがニュアンスとしては見て知るという傍観者的で主体性が薄い感じがする。「知験」とは、まず情報を収集して知識を蓄えることである。そして百聞は一見にしかず。自ら体験することが重要である。経験の蓄積がノウハウ、知恵となって賢さと自信に繋がる。体験には失敗も付きまとうが、それが能力を引き出す源泉となっていく。ただ、むやみやたらと盲進することは愚かだ。確かな先人の知恵を理解してから行動する事で、その価値は何倍にもなる。

・無難
これが我が家の家訓では最も重要なものである。一般的には「無難」というのは、ほめ言葉ではなく、敬遠すべき事象を指すのかもしれない。しかし、難が無いということは、とりも直さずベストチョイスを重ねているという証だと思う。決して平均的であるという意味ではなく、準備、知恵、熟考、決断があって、無難な結果が得られる。現代社会は様々な高いプレッシャーの下で人々が活動している。その中をミスなく所期の実績を残しながら活動を継続している人は優秀な証である。無難というのは高度な能力がなければ実現できない究極の目標なのである。

しかし、これらの家訓も妻と息子には言っているが「?」であって、納得しているのは私だけである。そういう意味では、「家訓」ではなく「私訓」なのかもしれない。まあそれでもいいか。