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ベストチョイスシンドローム

あらゆることに対して最適化を目指す最良選択症候群

映画「ゾンビ ディレクターズカット版」を観ました。

ドコモのdビデオで「ゾンビ ディレクターズカット版」を観た。これまでゾンビ映画が好きで、ジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ」こそ名作と記してきたが、実は映画「ゾンビ(DAWN OF THE DEAD)」を観たのは、30年以上前の中学生の頃テレビで放映していたのを観ただけで、映画館やレンタルで観たことはなかった。因みに我が家では子供や妻と一緒にホラー映画を観ることは御法度なので、スマホで観ることができるdビデオならじっくり観ることができた。

改めて観た感想は、初めて観たときの衝撃は薄れたが記憶に違わず良作であった。ストーリーは省略するが、ディレクターズカットだけにグロいシーンが有るのは先刻承知のとおり。昨今の「ワールド・ウォーZ」や「ドーン・オブ・ザ・デッド」など高速ゾンビ系に見慣れていると、「ゾンビ」では生存者とゾンビとの接近戦が多いと感じられる。ゾンビに襲われてもゾンビをはねのけて逃げるなんてシーンは最近のゾンビ映画ではなかなか無い。

この映画。全体的に「青」のイメージがあったのだが、これはゾンビの顔が青白系のせいだと思った。上映当時の日本ではデパートはあったが、「ゾンビ」の舞台になるようなSC(ショッピングセンター)やショッピングモールは無かったので、主人公が籠城するSCが今ひとつピンと来なかった。撮影は米国ペンシルベニア州のモンローヴィル・モールで撮影されたそうで、現在でも営業しており「ゾンビ」のロケ地として有名らしい。現代では、日本でもイオンモールなどのSCが普及したのでイメージし易い。日本の流通もアメリカに追随して進化したものである。

「ゾンビ」には幾つかのバージョンがあるようだ。昔テレビで放映していた「ゾンビ」では冒頭に宇宙からの光線により死者が蘇るような説明があったような気がするのだが「ゾンビ ディレクターズカット」では無かった。時代のせいかBGMがやや安っぽい感じがするが、これはロメロ監督のゾンビの滑稽さの演出なのかもしれない。主な登場人物は4人のみなのだが、それぞれキャラクターがはっきりしている。SWAT隊員ピーター役のケン・フォリーが印象的だ。「ドーン・オブ・ザ・デッド」にも伝道師役で出演しており、今でもゾンビ映画ファンには人気が有るようだ。

ゾンビ映画が溢れている昨今ではこの「ゾンビ」も、その中の一つのように捉えられると思われるが、1978年当時、この映画が驚愕の映画として注目され誰もが予想しなかった観客動員を記録したのは頷ける。やはりゾンビ映画の金字塔である。