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ベストチョイスシンドローム

あらゆることに対して最適化を目指す最良選択症候群

つまらない日記男ハワイに行く。(その2)真珠湾まるごとヒストリカルツアー/「永遠の0」読者にお薦め

今回のハワイ旅行で何が一番良かったかというと、真珠湾まるごとヒストリカルツアーというHISのオプショナルツアーだ。現地のMUSAHIINTERNATIONALというエージェントが実施しているツアーで、ホノルルからチャーターバンで真珠湾に向かい戦艦ミズーリ見学、太平洋航空博物館見学、アリゾナ記念館見学、ボウフィンパーク散策という内容でホノルル解散の半日ツアーである。真珠湾に行こうと思ったのは、 最近テレビで池上彰氏が真珠湾を訪れる番組をやっていたからだ。価格は大人$98、子供$85(3~11歳)である。

当初、真珠湾に自力で行ってゆっくり一日見学できるような手段がないか検討してみた。ところが、アリゾナ記念館まで直接行くことができるバスなどがないようだった。例えアリゾナ記念館までタクシーで行ったとしても、戦艦ミズーリや太平洋航空博物館が近いのか遠いのかがよく分からず断念した。また、これらのエリアは基本的にアメリカ軍基地内であるため、荷物チェックなど規制があるようなので、単独で行動することは難しそうだった。

このツアーに参加したのは、ハワイ訪問2日目だったが、時差ぼけの中、早朝6:45の5分前に宿泊しているアンバサダーホテルのフロントに降りるとMUSAHIINTERNATIONALのガイドの方が既に迎えに来ていてくれた。印象としては中堅企業の営業部長といった雰囲気の方で好感が持てた。勿論、日本語で解説してくれる。当日は、15人程度の参加者だった。

真珠湾に到着すると、ガイドの方が全て手配してくれ荷物を教えられたとおり預けた。基本的にバッグは持ち込み禁止で1個$3で預けなければならない。車内に置くバッグも預けるように言われる。カメラは事前に調べて小型のものはOKのようだと知っていた。小型一眼レフカメラ風のズームデジタルカメラNIKON COOLPIX P100)はバッグに入れなければOKということだった。一眼レフカメラを持っている外人も見かけた。その後、戦艦ミズーリ見学に向かったのだが、ミズーリや太平洋航空博物館に一般の観光客が単独で行くことは無理だと悟った。まず、場所なのだが、アリゾナ記念館と戦艦ミズーリは比較的近い場所にあるのだが、アリゾナ記念館への発着ボート乗り場と戦艦ミズーリ見学入口は、クルマで橋を渡り10分くらいの距離があるのだ。更に途中検問を受ける。クルマの全てのドアとトランクを開放し検査を受ける。車内に荷物が有ると検査を受けるようだ。アリゾナ記念館、戦艦ミズーリ、太平洋航空博物館は写真撮影は自由だが、車内からの写真撮影は禁止である。MUSAHIINTERNATIONALは通行許可のようなものを受けているのでスムーズに進むのだが、個人では相当困難であろう。

初めは、戦艦ミズーリ見学である。戦艦には少々関心が深く(横須賀の軍港クルーズに行きました。 - つまらない日記)、空母赤城のプラモデル(ハセガワ1/450プラモデル空母「赤城」完成 - つまらない日記)や、戦艦大和のプラモデル(マイクロエース1/600プラモデル大和完成 - つまらない日記)を製作した私にとっては、かなり見応えがあった。第二次世界大戦で使用された戦艦では最大級である。横須賀の復元された戦艦三笠も見たが、やはり迫力が違う。(戦艦三笠を見に行きました。 - つまらない日記)艦内も撮影可なので写真を沢山撮った。早朝なのでまだ観光客も少なくゆっくりと観ることができる。

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(戦艦ミズーリ

戦艦内には所々に説明のパネル(英語)が設置されているが、ガイドの方が各々補足して詳しく解説してくれる。主砲のこと、司令室のこと、湾岸戦争のこと、降伏文書調印式のこと、マッカーサーのことなど興味深い話が沢山あった。その中で、ミズーリに近づく零戦の写真パネルがあり解説してくれた。一見見過ごしそうなパネルなのだが、これこそ小説「永遠の0」の冒頭で描写されているあの話なのである。この逸話には非常に感銘を受けた。

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(太平洋戦争降伏文書調印式の記念プレート)

戦艦ミズーリの後は、太平洋航空博物館である。ここは、実機の零戦、急降下爆撃機ドーントレス、ワイルドキャット、B25ミッチェルが有るというだけで満足である。ガイドの方の説明を受ける。土産品店もある。シミュレーションゲームのようなものもあったがやらなかった。

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(実機の零戦

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(急降下爆撃機ドーントレス)

次はアリゾナ記念館。展示館を見て、フィルムを観て、船で記念館に向かう。慰霊の場所であることなどガイドの方から説明を受ける。未だに戦艦アリゾナから流れ出す油をみることができた。

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(アリゾナ記念館)

近くにある潜水艦ボウフィン号を見た。こちらは乗艦するのにお金がかかるが、乗艦せずにガイドの方の説明を聞いた。

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(ボウフィン号)

帰りに土産品を買う。預けた荷物を忘れずに取りに行き、チャーターバンでホノルルに戻る。内容は盛りだくさんと感じた。当初1日居てもよいと思われたが、それはそれで疲れてしまうだろう。このツアーのように早朝からの半日が丁度よいと思われる。

太平洋戦争時の日本軍については、「永遠の0」で姉慶子の婚約者である新聞記者のような見方もあり、現代の日本人が真珠湾攻撃をどのように捉えるかという重いテーマが根底にはある。真珠湾というとやや近寄り難いイメージがあるが、この真珠湾で何が起こったのかを学び感じることが重要だと思った。この真珠湾まるごとヒストリカルツアーは、まさに「学び」のツアーであり、大げさに言えばこのツアーに参加するためにハワイ旅行に行っても価値があると思われた。太平洋戦争の始まりと終わりを知ることができる。映画が封切られた「永遠の0」読者(百田尚樹「永遠のゼロ」を読みました。 - つまらない日記)にはお薦めと思われる。ツアー価格も終わってみる高いとは思わなかった。基本的には、ガイドの方の案内で解説を聞くというスタイルなので、一人でも参加しやすいと思う。

大変よいツアーだったのでガイドの方にお礼を言いたいと思ったが、急いでバンを降りたので言うような時間もなかった。日本に帰ってから思ったのは、こういう時こそ「チップ」を渡すものなのかと考えた。チップ文化の無い日本人の私には、そのようなスマートな行動はできなかった。