ベストチョイスシンドローム

あらゆることに対して最適化を目指す最良選択症候群

歯医者の憂鬱

久しぶりに歯医者に行った。左下の歯の虫歯が悪くなり、まだ痛みは無いのだが、食後に食べかすが詰まるようになった。このままだと何れ激痛になりそうなので早めに手当しておこうと思った。しかし、どうも行くのが面倒で先送りしていたが、妻が予約を取ったので行ってきた。

前に眼鏡店のことについて書いたが(眼鏡店の憂鬱 - つまらない日記、歯医者というのも少々苦手である。

先ず一度行くと一つの虫歯を削って次に詰め物をする間に、次の他の歯の治療に掛かるので、全ての虫歯が治るまで長期間通うことになる。虫歯が多いこちらに原因があり、虫歯は早めに治した方が良いのは確かなのだが、長期間拘束されるのは気が進まない。しかし、最近は初めの治療の時に、全て直すか一部を治す患者の希望を訊いてくれる所が多いので、心配はいらなくなった。

また、休日は子供との付き合いで忙しいので、歯医者で休日が潰れるのは惜しい。それで仕事帰りの夜に行きたいのだが、皆考えることは同じなので7:00以降は混み合う。なかな希望の時間・曜日の予約が取れないのも躊躇われることである。

歯医者は痛いから嫌だという声もあるが、最近は、痛くならないように気をかけている歯医者が多い気がする。麻酔の上手い下手は多少あるが痛い思いをすることはあまりなくなってきた。尤も歯が痛くなってから行くと、後で痛かったという記憶は残るかもしれない。

ただ、上記の何れも20年以上前だったらよくあった問題だが、最近は歯医者も増え営業時間も長くなってきているので、あまり問題を感じていない。私が歯医者が苦手な理由は、他に私自身の問題がある。

歯医者に行くと痛くは無いのだが苦しいという印象がある。奥歯を治療するのに舌を押さえつけられたり、洗浄水が奥に溜まったりすると息が苦しくなるのだ。治療する先生の様子を見ると普通に治療しているのに私だけ苦しんでいるようなのである。これまで自分の我慢が足りないのかと思って辛抱していたが、最近になってその原因が判った。

私は「鼻呼吸が苦手」 なのだ。

普段、鼻呼吸なのか口呼吸なのか意識することはあまりないが、或いは腹式呼吸が苦手なのかもしれないが、歯医者で奥歯の治療などをすると口呼吸が苦しくなり、息ができなくなるのだ。おまけに喉に痰がからみやすいので、口の奥に刺激があると痰が出てくる。涎も多いような気がする。洗浄水が口の奥に溜まると口呼吸がやりづらくなり、加えて喉に痰がからみ呼吸が辛くなる。意識して鼻呼吸するのだがなかなか意識して継続するのは難しい。相当大袈裟に腹式呼吸をしないと鼻呼吸にならないのだ。

先生も何故か苦しそうにしている患者に気付くのか「大丈夫ですか~?」と訊いてくれるのだが、痛い訳ではないので、何とも言えない。そんなこんなで、特に奥歯の治療の際は、治療を終える頃にはぐったりと疲れてしまっている。心なしか先生も疲れるようだ。

そもそも私は虫歯が多い。高校生、大学生と歯医者に通ったが、かなり悪くなった歯がある。また、20代の時に歯が痛くなった時に、根治水で誤魔化し放っておいたため、悪くなった歯もある。それ以降も5年毎に3か月程度通っているが行く度に虫歯が増え、削って僅かしかない歯に土台を埋めて何とか金属を被せたり、白い詰め物で治したりして、口内は相当つぎはぎだらけの土木工事状態になっている。

歯磨きは朝夕やっているが、磨き方が悪いのか、タイミングが悪いのか、そもそも口内が虫歯になりやすい状態なのか、歯磨きが上手くできていないようである。電動歯ブラシを使ったこともあるが長続きしなかった。

今回行った歯医者でも「歯を磨いていますか?」と訊かれるほど虫歯が多く、治療をお願いした食べかすが詰まる奥歯も、以前に神経を抜いて土台を埋め込み金属を被せた歯で、金属との隙間が虫歯になっていた。被せた金属が大きく外すのが難しいようで、相当時間がかかった。全ての歯の検査、歯垢除去、レントゲン、金属外し、削り、型取りなど1時間半かかった。一生懸命鼻呼吸したが、途中2~3回苦しくて起き上がり、先生を困らせた。終わった頃には、こちらもぐったりとしたが、先生も疲れたのか溜め息をついていた。また、来週行くことになっている。

眼鏡店や歯医者が憂鬱というのも、批判しているようだが、結局のところ、行くと日頃の己の不摂生を指摘されてしまうので、それが溜まらなく嫌なだけかもしれない。




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