ベストチョイスシンドローム

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八神純子さんのコンサートに行きました。八神純子ソングベスト5。

八神純子さんのコンサートに行ってきました。コンサートは、13年くらい前にミスチルのコンサートに行って以来、行ってなかったと思う。八神純子さんのコンサートは昨年あることを知って行こうかなと思っていたのだが、結局決断できずに止めた。八神純子さんといえば、私が小学校高学年の頃、「みずいろの雨」などがヒットし、「ザ・ベストテン」などのTV番組でよく観ていた。しかし、正直CD(当時はレコード)を買うほどのファンという訳ではなかった。

昨年コンサートがあると知ってから、YouTubeで昔の歌をみて懐かしいなと思っていた。今年もコンサートがあると知って、今年こそは行くことにした。チケットも割り切って一番安い席にした。歳をとったので、席を立って声援するのも疲れるので、後ろの席ならじっと座って聞いていられるかと思った。(小遣いオヤジの負け惜しみでもあるが)

珍しく仕事を定時に終え、こんな中年男がコンサートなんて浮いてしまうだろうなと思いながら会場に到着すると、予想に反して殆どは50代以上のお客さんで私はまだ若い方だった。考えてみるとデビュー時代に10代のファンであれば、当然今は50代以上だろう。最近のコンサートはカメラやスマホのチェックなど煩いのだろうかと浦島太郎状態で会場に入ったが、特に何のチェックもなく席に着いた。席は2階席の後ろから5列目くらいの本当の末席。ここでのんびり聴いていようと思ったが、周りの席は満席で意外とのんびりという雰囲気ではなかった。

曲が始まった。品のない言い方だが、2曲目の「想い出のスクリーン」を聴いただけで、このコンサートの入場料の元は取ったと思った。1979年のあの名曲が34年の時を経て目の前で蘇るのを目の当たりにして、背筋がゾクゾクする感じがした。歌はオリジナルに忠実にややパワフルさを増して、高音も一切衰えることなく歌唱力に圧倒される感じで、ある意味安心して聴くことができる。

今年の6月5日にニューアルバム「Here I am」がリリースされたばかりで、その収録曲を含めて、新旧の曲が続いた。最近もアルバムはかなりリリースしているのだと思っていたが、このアルバムは、久しぶりの時間をかけた作品のようだ。1974年のデビュー以来、休止時期があるとは言え40年近く活動されているので、コンサートの選曲も大変だと思う。来場者もコアなファンから私のような一見モノまでいるので、昔懐かしの曲と最近の曲のバランスが難しいだろうなと感じた。

どの曲も歌唱力があるので良かった。 ボサノバを基調にしていると仰っていたが、70年代風のメロディーラインが懐かしく新鮮に感じた。結構トークも多くて親しみやすい雰囲気だった。被災地復興支援の話もあった。生サンバホイッスルも聴くことができた。久しぶりのコンサートを十分堪能することができた。

それで八神純子ベストソングを考えてみた。いつもは「勝手にベストテン」と称して( スナック菓子 勝手にベストテン - つまらない日記)いるが、今回は「八神純子鉄板ベスト5」とした。根拠のない個人的なランキングです。

1.想い出のスクリーン
今回のコンサートで思い出して、良いと思った急上昇曲。「愛しているのなら愛していると言葉にすればよかった」のフレーズが堪らない。やっぱり「思い出」ではなく「想い出」だよね。

2.Mr.ブルー~私の地球~
コンサートの歌が良かった。 「Mr.ブルー」=「地球環境」という感じの現代社会にマッチした曲。 かけがえのない青い地球。なぜか子供と観ているTV放映中の「宇宙戦艦ヤマト2199」のイメージが重なる。

3.ポーラー・スター
夜空に輝く北極星に願う。教えて私の未来。コンサートではなかなか歌われないのでヤキモキしたが、ちゃんとアンコールで出てきました。

4.みずいろの雨
降り注ぐ雨が全てを流してくれる。代表曲で絶対外せない。余談だが復興支援関連のオフィシャル商品で炭酸飲料「みずいろの雨」が楽天で販売されている。
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5.パープルタウン
憧れの摩天楼のニューヨーク。コンサートでもノリが一番良かったと思う。名曲。

順位は色々あってもこの5曲は鉄板ベスト。コンサートに行く前は、1.ポーラスター、2.みずいろの雨、3.想い出のスクリーン、4.Mr.ブルー、5.パープルタウンの順だったのだが、想い出のスクリーンとMr.ブルーに妙にハマってしまった。

私のような古い感覚だと、コンサートというと良い席を取ろうと予約を頑張ったり、座席を立って盛り上がらなければならないとか、曲もあらかた覚えていないとならないとか思ってしまうところがある。そう思うと行くのが面倒な気がする。今回久しぶりにコンサートに行ってみて、安い席で曲も知らないで仕事帰りにフラッと行くのも良いものだと思った。生で聞く迫力は何にも代え難い。無理に立って盛り上がらなくても素晴らしい曲には惜しげもない拍手を送ればいいと思った。YouTubeで観ている懐かしいアーティストのコンサートがあったら気軽に行ってみても良いもしれない。会場もできればシネコンのような席でコーヒーを飲みながら聴けたらいいなあと思った。

八神純子さんがコンサートの最後で、自分は十代の時から感受性が強く、だから歌っていると仰っていた。パワフルな歌の底流にある硝子のような繊細な感性が、これだけの名曲を生み出す源なのだと思った。歌詞にある強い思いを感じる「あなた」とはどのようなイメージなのだろう。