ベストチョイスシンドローム

あらゆることに対して最適化を目指す最良選択症候群

(ネタバレ注意)映画「幸せの黄色いハンカチ」をテレビで観ました。

「幸せの黄色いハンカチ」をテレビで放映していたので録画予約した。昔、観たことがあったので、良い映画とは分かっていたが、いざ再生して観ようと思っても大体ストーリーは想像がつくので面倒になって暫く観ていなかった。先日、夜に少し時間があったので、ようやく観ることにした。 前半は音声付1.3倍速の早回しで観た。ご存じの通り、前半は武田鉄矢のドタバタと桃井かおりとのナンパのやり取りなど軽いノリのどうでもいいような場面が続く。これは、後半のクライマックスに向けての盛り上がりのための助走みたいなものだと思っている。武田鉄矢は釧路からスタートしたと気付いた。道東を旅行したことがあるが、厚岸のあやめケ原の断崖の展望は好きな場所である。

高倉健が無免許で警察の取り調べを受けた後に、ファミリアの車内で過去について語り始める処から、この映画が盛り上がってくる。久し振りに観て感じたのは、いい年をした高倉健倍賞千恵子の恋愛が、思春期の恋愛のようでとてもピュアで心温まる気がした。高倉健が初めて倍賞千恵子を見たときに「俺にはこの女しかいないと思った」と語るところが、何とも男らしく思えた。また、別れのきっかけとなる妻の流産の際は、以前に流産していたことをなぜ隠していたのかと傷ついた妻に問い詰める。これは、隠していたこと自体を非難したり子供の誕生に絶望したことよりも、妻の背後にチラつく前夫の影に強烈な嫉妬を感じているのだと推測される。特に流産という事実を目の前に突きつけられると堪らなくなったのだろう。男の弱さを見事に演じている。健さん凄いよ。

現代の若者である軟派な武田鉄矢が、時代を超えて同郷の九州出身の高倉健の人生と被ってくる。ラストは、ご存知の感動シーン。やっぱり良い映画だった。当時の「昔はよかった。」という感じの風景も懐かしい。ハッチバックの丸型ヘッドライトのファミリアも懐かしい。ネットで「幸せの黄色いハンカチ」について調べていると、原作はピート・ハミルの「Going Home」というコラムとのとこ。また、次の作品となる「遥かなる山の呼び声」の評価が高いようだった。この映画は観たことがない。今度、レンタルで借りて観てみようと思う。


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