ベストチョイスシンドローム

あらゆることに対して最適化を目指す最良選択症候群

病院で診断が難しい発熱等を伴う病気と困難な診察

意味不明のタイトルと思われるかもしれないが、ご容赦いただきたい。私は医療関係者ではないのでよく分からないが、医療の発達で種々の病気の治療法が発展し回復が可能となってきているようである。しかし、治療は進んでいるが、診断はそれ程進んでいないと感じている。ある病気と特定されている場合には、検査機器の高度化により診断精度は向上しているが、患者の症状を診て、数多ある病気の中から病名を特定する診断力はあまり向上していないのではないかと思う。特に症状が発熱など比較的軽いものは病院でも見過ごされているケースが相当数あると感じている。

特に近年は従来は分からなかった新たな病気が発見されているようで、専門の病院以外でその病気の診断をされることは困難である。次のような病気は、海外で罹病するような特殊な伝染病ではない。周辺の高度な病院でも診断は難しく風邪と診断されることが多いと思う。私がこれらの病気ではないのでよく判らないが、あくまでも個人的なリストです。

1.慢性疲労症候群
 強度の披露が長期に亘って続くことによりかかる病気。長期間、微熱、だるさ、リンパの腫れなどが続く。

2.Q熱
イヌ、ネコなどの動物から感染するといわれる病気。高熱、頭痛、筋肉痛などの症状が続く。

3.顆粒球減少症・無顆粒球症
 薬剤の使用などにより白血球が減少し細菌に感染しやすくなる病気。全身のだるさ、高熱、のどの痛みなどが症状。

4.亜急性甲状腺
 甲状腺の炎症により発熱や倦怠感、筋肉痛などの症状を呈する。

5.自己免疫性肝炎
 肝障害による倦怠感、食欲不振、関節痛、発熱などが症状。肝炎系というのは症状がはっきりしないので全般的に難しい。

6.伝染性単核症
ディープキスによって伝染することがほとんどのため「キス病」とも言われる。 発熱、咽頭痛、リンパ節腫脹が症状。

7.膠原病
 自己免疫疾患などによる病気。発熱、倦怠感、関節痛などが症状。女性に多い。

8.寄生虫・回虫
 アニサキスなどが体内に入ると激痛、下痢
、嘔吐などを起こす。 他に肺吸虫症、肝吸中症、顎口虫症などあるが症状が軽いうちは特定されにくい。

9.エイズ
 後天性免疫不全症候群HIVに感染し特定の症状が発症する。

10.シェーグレン症候群
 ドライアイ、ドライマウスなどが症状。膠原病を併発する場合が多い。

医療の発達により病名が判明すれば専門の病院で十分な治療、処方を受けることができる。しかし、上記のやや稀な病気になると患者が自ら多くの専門病院を受診しなければ病名診断は困難である。一般の病院では長期に通院したり、症状が明確な場合、余程こちらからお願いしない限り、紹介状を書くまでに至らない。そうなると必然的にこちらから動かなければ症状の改善にいつまで経っても到達しない。

そこでインターネットで情報収集をすることになる。グーグルで検索すると実に多くの情報が見つかる。しかも、自分の症状は自分がよく判っているので、想定される病名も判ってくる。

病院では、レアな病気に対して検査と処方箋の繰り返しで病気の特定は難しい場合が多い。見方を変えると、病名の診断は最も症状を把握している本人が、Googleから検索される世界中の膨大な病気の症状データから判断するのが、最も確実な方法である。例えると欲しい本があれば、町の書店で店主に問い合わせるより、アマゾンで検索した方が早く確実ということだ。病名の見当がついた時点でその分野の専門の病院に行けばよい。

しかし、ここでも問題がある。現在の病院では、「私はこのような症状で自己診断の結果、○○病と疑われる。○○病と特定するために△△検査を受けたい。」ということはできない。できない訳ではないが、実際にそのような患者に速やかに対応する病院はあまりないだろう。

多くの病院では、実質的には内科が総合科となっている。しかし、一旦内科にかかるとどちらかというと、所謂風邪か内臓疾患の診察となる。しかし、もし上記のような病気であれば、この範疇の診察では当然、病名特定に至らず最終的には不明熱という診断になる。それでは、内科以外を受診しようと思ってもなかなかそれは叶わない。明らかに別の病気と判断できるような検査データがあれば別だが、病院も積極的には他の科を受診するようには勧めない。ただでさえ外来は忙しい上に、たらい回しになり治療費も嵩むと患者の不満を高めることになりかねない。

そういう意味から初めに何科を受診するかが大事である。多くの病院では患者の症状から受診科を決定するという重要な役割を窓口の受付の女性が担っている。少し気の利いた総合病院では看護士が呼ばれて対応することもある。そこで真の病気と異なる科に案内されると不明熱の道に迷い込むことになる。

一時、総合科設置の必要性が言われた時期もあったが、結局普及していないようだ。現行の診療保険制度では、採算面から難しいのだろう。近年ネットによる検査キットの販売もあるようだ。最近は検査内容も広がり、癌の検査も検査キットでできるようだ。先ほどの書店を引き合いに出しては申し訳ないが、医療機関もこと検査・診察に関しては、書店と同様な形態になっていくかもしれない。華麗なカリスマ医師と最新医療技術がテレビで放映される一方、寧ろ退化している部分もあるような気がする。