ベストチョイスシンドローム

あらゆることに対して最適化を目指す最良選択症候群

はてなスペースについて思うこと

はてなスペースという新しいサービスのβ版がリリースされている。このサービスははてな登録者が12のカテゴリーの中に自由にそのカテゴリーに関連する「スペース」を立ち上げることができる。「スペース」の中には標準で掲示板とブログエントリーが用意されており、登録者は自由に書き込み、リンクなどを投稿できる。また「スペース」内に関連するテーマの「トピック」を追加できる。気に入った「スペース」があればフォローすることができ、投稿を確認できる。利用者は増えており、登録されているトピックスも序々に増えているようである。

掲示板はツイッターのようなつぶやきから2ちゃんのような書き込み、写真のURL投稿、ブログやショッピングサイトへのリンクなどいろいろな投稿に利用できそうだ。このため、どのように利用したらよいのかやや戸惑いの声もあるようだ。確かにブログのリンクも掲示板とブログエントリーのどちらにも投稿可能なため話の流れからどちらが良いのか少し考えることもある。(多分ブログはブログエントリーだと思われるが。)現状では「スペース」や「トピック」がユーザー任せなので、どのような感じで登録したらよいか躊躇いもみられる。特に他人が作成したスペースに投稿しづらいという雰囲気がある。あくまでも試用版なので、運営しながら改良されていくようである。

実は私も僭越ながらスペースを登録させて戴いた。一般的な項目だが、まだスペースが無かった項目で、多少は知識がある項目にしたが自信はない。スペースを立てた人が管理人というわけではないようなのであまり気にはしていないが、少々責任は感じる。一方、ブログエントリーは複数のスペースに投稿させて戴いている。というのも良し悪しは判らないが、概ね過去半年のはてなダイアリーの投稿のうち、それなりの内容のものをピックアップし、カテゴリーに応じた「スペース」に投稿した。私の場合、気ままに色々なカテゴリーのダイアリーを投稿しているので、1スペースあたり1~3投稿を9スペースに投稿した。このダイアリーもそうである。自分が立ち上げたスペースにも、まず自分のダイアリーをブログエントリーした。

このはてなスペース。既存のSNSの範疇のようにも思えるが、ひとつ期待している機能がある。ディレクトリ(カテゴリー)機能である。昔のパソコン通信ニフティのフォーラムや初期のヤフーなどはネット上の投稿・情報を階層型のツリー構造にひたすら分類してメニュー画面にまとめていた。日本標準産業分類のように大分類、中分類、小分類と分けていって、最小は車なら1車種、音楽なら1アーティスト、映画なら1作品という分類である。企業のHPなどは電話帳の職業分類に準じてまとめられていた。

ところがネット上の情報が膨大になり、情報も単純に分類できなくなると、グーグル検索機能の向上やグーグルアラート、グーグルリーダー、RSSフィードの充実もあり、分類なんて面倒なことは止めて検索できれば充分と結論づけられるようになった。しかし、検索では上位のお馴染みのリンクから表示され、無名の最新の情報は表示されにくい。どのネットサービスからか?どのユーザーからか?に関わらず、つまらないことでも誰かの最新の投稿をみたいという要求に対応できるものは少ない気がする。また、フィードなどはあるがこちらから能動的に検索アクションしなくても、関心のあるリアルタイムの情報が流れてくるような手軽なサービスがあるようでないと思っている。

それ以外に重要と思っているのは、気付き情報である。自分の検索語以外に類似のカテゴリーの情報をみることで新たな発見もある。アマゾンでいろいろな検索ができても、書店や図書館の棚をみて得られる書籍のタイトルの情報には及ばないと思っている。

また、映画情報はYahoo!映画、書籍はアマゾン、電気製品は価格.comなどで充分な情報は得られる。ところが、投稿する側からみると、本来一つのブログに書き連ねればよいことをあちらのサイト、こちらのサイトに分散して投稿しなければならない。私は面倒なので、製品の感想は全てはてなダイアリーに書いて済ますことにしている。どこかにそのままリンクを貼ることができれば便利だと思う。

ということで、はてなスペースには4階層くらいのツリー型のディレクトリ(カテゴリー)メニューを用意し、細分化したテーマのスペースを設定してほしい。検索機能はあった方がいいが、検索が無くても目的のスペースに辿り着けるようにしてほしい。スペースには掲示板だけでもよいと思う。掲示板には、コメント以外にも写真が直接投稿できるようにする。掲示板にブログやショッピングサイトのURLも投稿できて、フォローしているとその細分化したテーマに関する情報が入ってくるイメージ。掲示板は前後の話題に関わらずそのテーマに関する情報をじゃんじゃん流し、コメントの付いた話題についてはトピックを立ち上げて議論してもらう。また、はてなダイアリーはてなブックマークを投稿する時に、連携機能として投稿するスペースを選べると便利。私のはてなスペースのイメージは、ニフティ通信のフォーラムの現代マルチ投稿版である。

結構、便利で大きなサービスになるのではと期待しています。「はてなスペース