ベストチョイスシンドローム

あらゆることに対して最適化を目指す最良選択症候群

戦国サポートセンター

前回書いた戦国鍋TVにはハマってしまった。「討ちたいんだ」(AKR47)のほかに、「GO!天正遣欧少年使節」(天正遣欧少年使節)、「AZAISM」(浅井三姉妹)も聴いている。どれも基になっていると思われるグループ・曲がある。バラエティ番組のお笑いの範疇なのだが、歌詞、楽曲、ダンス、演出が基のグループに劣らずクオリティが高く、ウケながらも見入ってしまうものがある。

また、「活躍の割には知名度が低い武将がお忍びで来店するキャバクラ」以外のコーナーもマニアックで面白い。まだ観ていないコーナーが多いが、個人的に気に入ったコーナーは「戦国サポートセンター」である。軍師と呼ばれる優秀なオペレーターが、日本各地で行われている様々な戦に関するトラブルを最善な方法で解決する(勿論架空の)機関が戦国サポートセンターである。このSSC。お客様問い合わせ先のコールセンターのようなイメージの設定である。昨今のコールセンター流行りで、通信販売、消費者窓口などのほかに、行政機関等でもこのようなセンターを設置するのが多いので、それをパロディにしているのだろう。

今から20年くらい前、コールセンターの仕事に携わっていたことがある。初めに見たとき、様々な会社の電話の問い合わせがこの外部のコールセンターに着信しているのかと大変驚いた記憶がある。今の仕事は一般の事務仕事でコールセンターではないが、電話の問い合わせを受けることは非常に多い。このため戦国サポートセンターも身近に感じられることと、対応するオペレータ目線のやり取りが妙にリアルなので面白い。どのオペレーターが電話を受けるか決め、お客様の住所から登録情報・履歴を確認し、お客様の相談内容を確認し、お客様の了解を得て録音する。これらマニュアル化された手順が見事に演出されている。相談者は、声しか出ないがキャラクターが前面に出ている。

一般的にオペレータの対応はマニュアル化されているが、やはり個性が出る。このコーナーの面白いところは、その個性にフォーカスし、他のオペレータ(元戦国武将?)が無理難題を持ちかける相談者にどのように対応するかを評価するところ。難しい相談を正面で受け止め、どのような対応するのが戦国サポートとして最善かを試行錯誤しながら「戦国サポートセンター」で真面目に演じるところが笑えるのである。立花道雪が若手の相談にも個人的に親身に対応するので、武将だけではなく家臣からの指名の相談も多いことに竹中半兵衛が感心する。

意外と真面目にみると仕事でも参考になるような遣り取りも多い。それにしてもこの脚本・演出を誰が考えているのか知らないけど、よくできていると思う。まず、このアイディアをよく思いついたと思う。ところで架空の組織とはいえ、この戦国サポートセンターは誰が運営しているのだろう。