ベストチョイスシンドローム

あらゆることに対して最適化を目指す最良選択症候群

ルーマニアの才女 アレクサンドラ・スタン

少し前のベストヒットUSAの録画を観ていた時、ルーマニア出身の女性シンガーのヒット曲が流れた。アップテンポな曲で拘置所内の設定のビデオが何となく印象に残って、東欧からのアーティストなど珍しいなと思った。最近になって、どこかの店のBGMで聴いて、日本でも少し流行っているんだなと思って、アレクサンドラ・スタンのプロモーションビデオを観てみた。

テレビで観た "Mr. Saxobeat" 「 ミスター・ サクソビート~恋の大作戦~」も良いが、 少々刺激的なビデオの「ロリポップ(パラム・パム・パム)」も、耳に残るフレーズでインパクトがあった。どうもアレクサンドラ・スタンは妙な魅力があり、普通の曲でも魅せてしまうものがあるようだ。別の曲"One Million" もメイクとファッションの違いで別人のようだが、「ミリミリオン・・・」というフレーズが耳に残り、特に鏡の所で歌う姿には少々参ってしまった。まさに百万人に一人といったところか。

ヨーロッパを中心に各国でヒットしているようで、注目度は高いようだ。アメリカ以外の出身でヒットした女性シンガーといえば、オーストラリア出身のカイリー・ミノーグなんかを思い出す。「ラッキーラブ」の頃は元気娘系であったが、「 Can't Get You Out of My Head」ではセクシー路線で成功した。日本を代表する女性シンガー浜崎あゆみも刺激的な写真を使ってコンサートツアーをPRしているようである。アレクサンドラ・スタンも、今後10年活躍しそうな逸材のような気がするが一過性で終わるだろうか。

ポストレディー・ガ・ガという声もあるようだが、どちらかというとレディー・ガ・ガ×0.7とブリトニー・スピアーズを足して2で割らないという感じがする。自ら作詞も行うということでデビー・ギブソン(ちょっと古いが)並みの優等生とも思わせる。楽曲はAce of Bace風にサックスをやや多用したような、英米音楽と一味異なる感じで独特である。

何でもルーマニアのコンスタンツァという風光明媚な豊かな地域の育ちで、本人もそれを意識しているようだ。「ロリポップ」は売れない頃に低予算でプロモーションビデオを制作したらしい。インタビューで「世界の料理の中で自分が作った料理が一番美味しい。」と家庭的な発言をするところも好感が持てる。ヨーロッパのミュージックシーンの波に乗ろうと早速、新アルバムの制作に取りかかっているようで、ルーマニアというマイナーな出身と言いつつ結構意欲的な感じがする。
 
それにしても″Mr.Saxobeat ″という原題に「ミスター・サクソビート~恋の大作戦~」という邦題をつけたレコード会社も狙ってつけたか、適当につけたのか、面白いと思った。昔、デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズの″Too-Rye-Ay″というアルバムに「女の泪はワザモンだ!!」(1982年)という邦題がついていたのを思い出した。

Saxobeats

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